蔵王連峰や出羽三山といった名峰に四方を囲まれる山形県。
盆地特有の夏の暑さや、豪雪の冬という気候風土が、果樹や米などの農産物を豊かに育んできました。ソバもそのひとつで、芋など畑作物の後作や土地の有効利用のために植えられてきたという歴史があり、現在の多彩な蕎麦文化に繋がっています。
県内に数多ある蕎麦屋では、真っ黒で荒々しい田舎蕎麦、のどごしが良く白い更科系、そば殻のホシが入った細打ち、冷たい鶏だしつゆの肉そばなど、店ごと地域ごとに特徴があります。
卯月製麺のある寒河江市内にも様々な特徴を持った店があり、休日には県内はもとより県外からも多くの蕎麦好きが来訪し賑わいを見せています。